各腫瘍部位における腫瘍マーカーの有用性
部位 消化器系 肝・胆系 性腺・泌尿器系 造血器系
項目名






























CEA                            
BFP                            
TPA                            
IAP                            
AFP                            
PIVKA-II                            
CA19-9                            
CA50                            
DUPAN-2                            
SPan-1                            
NCC-ST-439                            
エラスターゼ1                            
SLX                            
CA125                            
CA130                            
CA602                            
STN                            
CA72-4                            
CA54/61                            
SCC抗原                            
NSE                            
CA15-3                            
BCA225                            
PAP                            
高感度PSA                            
γ-Sm                            
:特に有用性が高いもの :有用性が認められるもの
 腫瘍マーカー値の生理的変動因子
腫瘍マーカー 年齢・性差 妊娠・性周期 その他
CEA 加齢とともに上昇
性差なし
男性でやや高値
- 喫煙者でより高値
BFP 年齢差・性差共になし 妊娠・性周期の影響なし -
TPA 年齢差・性差共になし 妊娠経過と共に上昇 -
IAP 加齢と共に上昇 妊娠後期に低値 -
AFP 出生時著高、生後8〜10か月で成人値 妊娠後期に高値 -
PIVKA-II 年齢差・性差を問わず検出限界以下 妊娠の影響なし -
CA19-9 女性でやや高値、若年でより高値
年齢差・性差共になし
妊娠の影響なし Lewis血液型の影響あり
(Lea-b-型で有意に低値)
CA50 女性でやや高値
年齢差なし
妊娠・性周期の影響なし -
DUPAN-2 年齢差・性差共になし - Lewis血液型の影響あり
(Lea-b-型で有意に高値)
SPan-1 加齢と共に上昇
女性でやや高値
- -
NCC-ST-439 閉経前女性でより高値 妊娠初期に高値
性周期の影響なし
-
エラスターゼ1 加齢と共に上昇
性差なし
- -
SLX 若年層・高年齢層でやや高値
高年齢層で女性がより高値
- -
CA125 閉経前女性で男性より高値 妊娠前期に高値
月経時に高値
ABO血液型の影響あり
(O型で有意に低値)
CA130 閉経前女性で男性より高値 妊娠前期に高値
月経時に高値
-
CA602 女性では閉経前でより高値 妊娠前期に高値
月経時に高値
-
STN 加齢と共に上昇
男性でより高値
妊娠・性周期の影響なし -
CA72-4 年齢差・性差共になし 妊娠中・後期にやや高値
性周期の影響なし
-
CA54/61 女性では年齢差なし 妊娠・性周期の影響なし -
SCC抗原 年齢差・性差共になし 妊娠経過と共に上昇
黄体期に上昇
喫煙者でより高値
NSE 小児で成人より高値
成人で年齢差なし
性差なし
- -
CA15-3 加齢と共にやや上昇
性差なし
妊娠前期に低値 -
BCA225 年齢差・性差共になし 妊娠後期に高値 -
PAP 年齢差なし - 前立腺刺激により上昇
高感度PSA 年齢差なし - 前立腺刺激により上昇
γ-Sm 年齢差なし - -